昔に流行ったおもしろいダイエットの方法

昔からダイエットには流行があって、現れては消えていくダイエット方法も沢山ありました。

最近では一般のダイエッターも知識が豊富になり、インターネットを使えばその真偽は確認できるものもあることから、かなり理由づけが明確でないと突拍子もないおもしろいものはなかなか信用されなくなりましたが、ネットのない時代には、口コミやマスコミの情報だけでダイエット法が流行ったものです。

昔流行ったおもしろいものをいくつか紹介します。

「風船ダイエット」ゴム風船をふくらませるダイエットです。
息を吸うときにお腹を膨らませ、風船に空気を入れる=息を吐く時にお腹をへこませる。
その結果としてドローインのような運動をすることから、体幹に効果があると言われました。
ふくらませる時に口周りに力を入れるので、顔筋も鍛えられそうですが、腹式呼吸ができていないと台無しになることも。

「痩せる石鹸」
この痩せる石鹸でからだを毎日洗うだけで脂肪が分解されるというもの。
そんなうまい話があったら、誰でもやるよね。
ということで、爆発的なヒットになりました。
石鹸は直接からだの気になるところに塗り、泡立てる。
というもので、発売当初は2000円ぐらいの高級石鹸でした。
信じて2~3個使い続けた人も多かったようです。
今なら脂肪が溶けると思う人は少ないですよね。

「サウナスーツ」
昔から汗を出すこと=体重が減る=ダイエット効果がある。
と思われてきた背景から、生地をコーティングして通気性をなくし、体がサウナのような状態になるマシンやウェアが流行りました。
サウナスーツを着て、縄跳びをしたり、ジョギングしたりして体温を上げて汗を出し、体重計に乗って出た汗分の減少に一喜一憂したものです。
最近では、この方法での体重変化は単純に体内の水分が汗として出ているだけで、水分を摂取すれば元に戻るというのは広く知られています。

「ひまし油ダイエット」
ひまし油は下剤として古くから使われていたもので、毒素を排出するとされています。
このひまし油、飲めばもちろん下剤なのですが、当時流行ったのは、飲むのではなく身体に塗る方法。
肝臓の近くにひまし油をガーゼに浸して貼り付けるのです。
ひまし油が皮膚から浸透し、肝臓の毒素の分解作業を高める効果で脂肪が分解される。
という理由づけで、アユールヴェーダや民間療法がルーツのようでした。
効果があったかどうかは謎です。

「ラップダイエット」
食品用のラップを巻きつけるダイエットです。
この方法はサウナスーツやひまし油ダイエットと併用されることも多かった、かなり人気のあったダイエット法です。
ラップダイエットが流行った背景と実際の効果について紹介します。

ラップダイエットが流行った背景と実際の効果

ラップダイエットが最初に流行ったのは30年以上前です。
ラップダイエットとは、家庭にある食品用のラップを体の気になる部分に巻くという単純なものです。
理由づけほぼなく、通気性のないラップを身体に巻いて、その部分に汗をかくというもの。
ここでも、汗を出す=体重が減る=ダイエット効果があるという古い発想が見受けられます。

サウナスーツの下にラップを巻いて運動したり、ひまし油を塗ったガーゼを肌に当て、その上からラップを巻いて学校に行く女子高生もいて、妙なメリメリ音が授業中聞こえたりすることもありました。

もともとはエステサロンなどで、ダイエットメニューの時に身体にクリームなどを塗ってマッサージしたあと、ラップを巻いてそのクリームの浸透を促すためにラップが使われていた背景があり、そのあたりがルーツではないかとも言われています。
サロンではマッサージでダイエット効果を、クリームは肌の質感アップを狙っているので、ラップだけ巻いても同じ事は起こらないでしょう。

最近のダイエット法に「バンテージダイエット」というものがあり、専用のゴムベルトで部分的にタイトに押さえることで加圧により毛細血管を活性化させる。
と言うものがありますが、太ももなどにタイトにラップを巻けば、このような効果があったかもしれません。
現実的な観点で見ればラップを巻いて得られる効果は部分的に通気性をなくし、汗をかくことだけです。

そして、汗をかくことは身体にとっては良いことですが、ダイエットとは関係ありません。

ダイエットとは、体のビジュアルバランスを整え、良いスタイルを保つこと。
太ったりアンバランスな体型を作る原因は自分自身の生活に起因しています。
その生活を見直し、改善することが理想のボディを作る早道です。